深緑、濃い松葉色、青丹(あおに・鈍い黄緑系)、松葉色といった深い緑系の色を縞に配置された細かな道屯織で、微妙な糸の浮き方の違いで一定間隔の緯線が織り表された『首里道屯織の角帯』です。その中でも技術と手間が必要な『総道屯』となっています。
道屯織は、部分的に糸の密度を濃くして文様を織ったもので両面使用できます。
首里織の角帯は、最近の着物好きなお洒落な男性が増える中、ゆかたや綿着物などカジュアルな着物に合わせる帯としてとても人気があります。
手織りで、適度な厚みと柔らかさがあり、締めやすい帯です。
また、首里織の角帯は生産数が少なく入手が難しいので、貴重な逸品です。
夏には浴衣に合わせて、また、格調高い色柄は紬や綿着物に合わせられるので、通年使えます。
※ コーディネートについてもお気軽に「お問い合わせ」からご相談ください(*^▽^*)
〜製作者(安里美里)さんの一言(^^)〜
フクギ並木をイメージしました。
防風林として家や人を守ってくれる福木。
力強い幹と生命力溢れる葉
陽の光が少し入る静かな木陰
そんな風景を思い浮かべて織りました。
【首里織】
日本一の染織の宝庫である沖縄。
その中でも、琉球王府の城下町として栄えた首里で、貴族や士族など身分の高い人が着る格調高い織物として発展したのが『首里織』です。
手織りで、色柄共に洗練され、優美な色彩と柄、繊細な技術が特徴。
紋織から絣まで多彩な織物があり、首里織とは首里に伝わるそれら織物の総称です。代表的なものとして、首里花織、首里道屯織などがあります。
【詳細】
首里道屯織角帯
<製作> 安里美里
<素材> 綿100%
<色> 深緑、濃い松葉色、青丹(あおに・鈍い黄緑系)松葉色、濃藍、茶色 ※注1
<長さ> 約4m ※注2
<幅> 約10.0cm ※注3
経済産業大臣指定伝統的工芸品 沖縄県伝統工芸品 沖縄県織物検査済
※注1 写真の色は実物と微妙に異なることがあります。
※注2 両端を切り、三つ折り縫い加工後の長さです。
※注3 手織りのため若干差があります。
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